知っておきたい、ごみ屋敷の要因となるトラブル例

近年話題になっている「汚部屋・ごみ屋敷」は、なぜ増え続けているのでしょうか。
ごく一般的な生活をしていれば、そのような状態になることは普通ありません。
背景には、様々な精神的・物理的トラブルを抱えていることが多いようです。

厳しすぎる分別ルール

ごみの分別方法は地域により異なりますが、ルールを徹底するあまり厳しくなりすぎている場合もあります。
あまりに難しすぎて、ごみを出すこと自体がストレスになってしまい、
取り返しがつかないほどにごみを溜め込んでしまうということにもなりかねません。

片付ける暇もない、不規則な生活

独り暮らしで激務をこなしていて、片付けやごみ捨てをする時間もないという人は少なくありません。
ごみの回収と生活のサイクルがずれていて、どうしても回収時間に間に合わないということも。
ごみ捨てのために休みをふいにするというような状況にもなりかねません。

家族が引きこもりによりごみを溜める

最近話題になっている、引きこもり。家の中は片付いていても、部屋から外に出なくなってしまった家族が、
部屋の中に大量のごみを溜め込んでしまうということがあります。
勝手に片づけをすることもできず、手を付けられないまま放置しているケースも少なくありません。

空き家をごみ屋敷にされてしまう

遠方に空家を所有している場合、定期的な管理ができず不法侵入されてしまう場合があります。
気が付いたら、家の中をごみだらけにされてしまったというケースもあります。

故人の家がごみだらけだった場合

独り暮らしをしていた親戚が亡くなり、遺品整理に行ってみたら部屋の中にごみがあふれていたというケースもあります。
高齢だったり、病気のため、片付けられなくなってしまうことは少なくありません。

心の病気が引き起こすごみトラブル

真面目で、普段は完璧に仕事をこなしていた人が、人間関係や仕事などのストレスにより
片付けもごみの管理でもできなくなってしまう、ということがよくあります。

遠すぎてごみを捨てに行けない集積所

ごみの集積所が複数に分かれていたり、徒歩5分以上離れた場所に設置されているというケースがあります。
そうなるのと、雨の日や、体調が悪い日などのごみ出しが大変なストレスになり、
意図せずごみを溜めてしまうということになりかねません。